取扱商品 [ SIRC ]

SIRCとは

SIRCロゴ

「SIRC」シルクとは

製品の特徴である Same〈同一の〉 Inorganic〈無機質〉(あるいはIn-crease〈増加する〉React〈反応する〉 Crystal〈結晶〉の頭文字をとって「SIRC」、また絹(SILK)のように、なめらかで強靭、環境や健康にもやさしいという意味を込めて商品名としました。

岩手県新技術等活用促進事業 第17-8

コンクリートを蘇らせるSIRCのメカニズム

SIRC(無機質結晶増殖型注入材・超微粒子セメント系注入材 自動低圧注入工法)はコンクリートとほぼ同等の弾性係数や熱膨張係数を持つ高炉スラグの超微粒子(2.8ミクロン)を主材としたコンクリートひび割れ注入材です。コンクリート母体と一緒に膨張・収縮できない樹脂系の補修材が持つ二次劣化の危険性がありません。また、樹脂系補修材は湿度80%を超えると硬化不良を起こす可能性が、シルクはセメント系なので施工に影響はありません。しかも、まったく新しい化学メカニズム(結晶増殖作用)によりセメント結晶郡を生成、微細な亀裂や空隙にも一体化しながら浸透し、亀裂修復はもとより周辺も強化しながら難透水層を形成し、コンクリートの耐用年数を飛躍的に延ばします。セメントスラリー系の弱点であった接着強度、ヤセの問題も飛躍的に改善されたシルクはコンクリート構造物にしっくりと馴染む超微粒子の多機能型注入材なのです。

反応原理 [水分を補給しながら増殖する結晶生成]

【SIRCを使用した結晶増殖プロセス】(イメージ図)

反応の第1段階

反応の第1段階イメージ画像

浸水や亀裂を発見したら『SIRC』を塗布あるいは注入

反応の第2段階

反応の第2段階イメージ画像

『SIRCは上記の化学反応を繰り返し、コンクリート内部まで浸透しながら周辺部組織を強化する。

反応の第3段階

反応の第3段階イメージ画像

水分を補給するごとに浸透はは進み、さらに躯体を強化し鉄筋の発錆を防止します。

経年変化 [他では見られない強度の「回復」]

結晶増殖の到達深度最大30㎝という「SIRC」の決定的な特徴は、他の補修材では実現できない「コンクリートの健康回復効果」があります。有機系の材料で充填手法では、その亀裂を埋めて固めることはできますが、コンクリートにとっては異物が混入したのと変わりません。しかし、「SIRC」は、全くコンクリートと同じ材質で、水と反応しながら結晶体を増殖させ、コンクリートにある細かな隙間に入り込んで密度を増し、現在より丈夫なコンクリートに変化させます。つまり亀裂によって一度弱くなったコンクリートが人の健康回復に例えられるような、時間経過と共に強度が回復する現像を実現しているのです。

経年変化イメージ画像

経年変化回復イメージ画像

SIRC検証

結晶増殖の効果を検証するために、テストピースを5%の硫酸溶液に浸漬テストの経過状況と、「SIRC」を塗布したコンクリート表面の電子顕微鏡写真の映像からもわかるとおり、その効力性の違いが歴然としています。

テストピースによる実験の概要

テスト内容は、直径50㎜・高さ100㎜のコンクリートテストピースを使い「SIRC」塗布処理をしたものと未処理のものを5%の硫酸溶液の中に10週間(70日間)浸漬した結果を比較してみました。

浸漬前のテストピース

浸漬前のテストピースイメージ画像

左側が「SIRC」未処理のもの、
右側は「SIRC」処理済の物。

テスト中の状態

テスト中の状態イメージ画像

浸漬前のテストピース

 	浸漬前のテストピースイメージ画像

左側が「SIRC」未処理のもの、
右側は「SIRC」処理済の物。

SIRCによる結晶作用の様子

素材イメージ画像

素材

材齢3日イメージ画像

材齢3日

材齢7日メージ画像

材齢7日

材齢28日イメージ画像

材齢28日

「SIRC」の結晶増殖材の効果が材齢の経過とともに進行している様子です。
「SIRC」の結晶は針状のものから長方体のものへと成長しているのがわかります。

施工状況

施工状況イメージ画像
施工状況イメージ画像
施工状況イメージ画像
施工状況イメージ画像

岩手県新技術等活用速事業に係る新技術等の登録更新について

登録更新する新技術等

登録番号 第17-8号
登録年月日 平成17年11月7日登録
更新年月日 令和6年3月8日更新
新技術等の名称 無機質結晶増殖型注入材 SIRC
登録有効年月日 令和8年3月31日
くわしくみる [ PDF ]
登録番号 第17-9号
登録年月日 平成17年11月7日登録
更新年月日 令和6年3月8日更新
新技術等の名称 高耐久性強化モルタル SIRC-D3
登録有効年月日 令和8年3月31日